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小説に書けなかった特別なセッションを公開

 

●(AK)ラムジーさんです。

●(S)ラムジーさん、ご無沙汰しています。お忙しいとお聞きしました。

いいえ。忙しかったのはあなたたちです。


●(S)やっと本の印刷に向けております。

●(S)地下で繋がっていてネットワークがはりめぐらされている樹木、この地球上での樹木の役割を教えてください。

物理的な役割は、あなたたちがご存じの通りです。その他に、情報を送受信するアンテナの役割があります。
私たちは、樹木のアンテナから地球の情報を得ることができます。そうした樹木は減ってきて、情報を得にくくなっているのは事実です。


●(S)アンテナとしての樹木は、どの樹木でも良いというわけではないんですね。選ばれている木があるということですか。ことですか。

多様性が大事です。
多様な種類の樹木は、他の生物と同じように、地球が壮大な生命の実験をした結果です。


●(S)なぜアンテナの樹木が減っているのですか。

あなたたちがそうしたからです。


●(S)それは、樹木がアンテナ役になっていることを人が忘れているからということですか。

産業の名のもとに、あなたたちは地球の生態系に大きな影響を与えています。その結果、地球の生態系は変化していますが、その変化が好ましいものかどうか、それはあなたたちが決めることです。

あなたたちは、地球にやって来て以来、一貫して同じことをやっています。
それは、地球というひとつの全体的なシステムの中に異なる価値観、異なる視点を持ち込む、ということです。そのことを、もうそろそろはっきりと自覚してください。

あなたたちが、自分の肉体を健やかに維持するための予防医学が必要だと思うなら、地球という肉体を維持するための予防医学も必要でしょう。


●(S)そうですね、私たちは、普段地球の事を意識して生活していません。どうやったら大きな地球を意識できるんでしょうかね。

まさに、今あなたがおっしゃった「意識」が重要です。


●(S)何かいい案はありませんかね。

私たちは、あなたたちがどのような新機軸を打ち出すのか楽しみにしています。


●(S)えー、それはプレッシャーです。あなたたちが、樹木をとおして得る情報は、その樹木がある地域についての情報なのでしょうか。それとも、もっと地球規模のことを得ているのですか。

両方です。特定の地域の樹木からはもちろん、その地域の情報を読み取ることができますが。そこには全体の情報も含まれています。私たちが地球の情報を得るのは、樹木からだけではありません。


●(S)他から情報を得ているものはなんですか。

あなたたちからも、直接情報を得ています。


●(S)アンテナとしての樹木を私たちが育てていくことも可能でしょうか。

その意識は大切な事です。あなたたちが、意識を宇宙と繋げようとすることに役立つでしょう。


●(S)最近は、他の星々を意識していて、地球を意識することを忘れていました。思い出させてくれてありがとうございます。



記録係のSは、近々地元のアースデイに参加予定だったので、「地球」を意識するのに、とても良いタイミングだと思いました。
この地球に根を張り、天高く伸びていく樹木、良きメディアのお手本として、これからも意識していきます。



今回ご紹介するのは、ごく初期のセッションだが、それだけに、ラムジーさんが伝えたいことのエッセンスが含まれていると感じる。
この日の前日に、人類一人ひとりの「内なる王国」が危機に瀕しているため、平和を実現したいのであれば、まず内なる王国を再建するところから始める必要がある、という話があった。
そして、内なる王国の風通しが悪くなると、外側の世界でもエネルギーの停滞が起き、そのエネルギーの停滞が、環境破壊や様々な社会的なひずみを生んでいる、という話に続いている。
このあたりは小説にも書いたが、書き切れなかった部分をここでご紹介しよう。


滞っているエネルギーを流すには、自分の王国の風通しをよくし、人ともよいエネルギー交換をする必要があるが、聞き手であるSは、人とのコミュニケーションが苦手、特にお金のやり取りが発生する経済活動となるともっと苦手、お金は欲しいが、人からお金をもらう場面になると気が引けてしまう、という話に繋がった。
それに対するラムジーさんの答えは、次のようなものだ。



あなたが作ろうとしている王国の見取り図を、細かく人に伝えられるなら、お金を介さずとも、必要なものが集まってきます。
見取り図を示してください。ためらわずに、人に話してください。自分の夢を語ることは、一種のエネルギー交換です。共通の思いが集まったとき、その思いが新たな経済活動の母体となります。
自分の魂を物質化させることが、新しい経済だと申し上げました。共通の思いを寄せ集めることも、新しい経済への足掛かりです。

●(S)それは、共同体ですね。

思いを共有することで、共同体は必ずしも同じ場所に住む必要はなくなります。距離が離れていると、お互いの結びつきが薄くなりがちですが、何がそれをつなぎとめるのか、考えてみてください。

自分にとって必要なもの、ほしいと思うもの、自分の王国を構成するのにふさわしいと思うもののリストを作ってください。
そしてそれを人に見せられるかたちにしてください。あなたの音楽に感動し、考え方に共感した人たちから、あなたに必要なものが集まってくるでしょう。
人との出会い、ものとの出会いを楽しんでください。
自分が何を放出した代わりに何がやってきたかを記録にとり、そのエネルギー交換をきちんと意識できるようにしてください。
ライブ(音楽活動)によるエネルギー交換と、その代償である物質によるエネルギー交換を、両方自分にフィードバックしたとき、エネルギーはシナジーに変わります。シナジーとは、エネルギー交換の相乗効果です。
エネルギーがシナジーに変わったとき、あなたはあらゆる意味で満足感を得るでしょう。
シナジーがうまく起きていないため、あなたのエネルギーは少しカラ回りしています。その結果、頑張っているのに手応えがないという感覚に陥ります。
音楽活動によっていかにシナジーを生み出すかを、これからのあなたの目的に据え、そのことを自分のプロフィールにも書き加え、さまざまな局面で、その場にいる人たちにも伝えるようにしてください。

あなたは、自分を主役とした舞台の上で、人生という芝居を生きています。あなたはその芝居の配役たちとその役柄をまだ充分に意識できていません。志をひとつにし、ともに歩む仲間たちの顔を一人ひとり思い浮かべ、自分との関係性、この舞台での役柄について思いを馳せてください。
それもあなたの王国の見取り図なのです。

●(S)配役というのは、実際の私の仲間たちということですか?

そうです。複数の人たちとあなたのライブを作り上げることは、あなたの擬似的な王国を作り上げることでもあります。それにふさわしい配役をあなた自身が選ぶのです。
AKは、そうした擬似的なあなたの王国を作り上げる上での舞台監督のはずです。主役と舞台監督でよく話し合ってください。

●(S)いまひとつ自分の心の中の王国というのがイメージできません。

ひとつの訓練として、目の前にあるものに対し、自分にとってイエスかノーかを判断してください。自分が何にイエスと言い、何にノーと言ったかが、あなたの王国の見取り図となります。
あなたは、今までもそうしてきたはずです。今までは無意識的にやってきたかもしれませんが、それを意識的にやってください。
人間に対してそれをやる場合は、「今、現時点では」という枕詞をつけてください。なぜなら、人は変化するからです、それにつれ、あなたとの関係性も変わってきます。お互いの理解が深まれば、ノーはイエスに変わる可能性があります。


※これは、自分とは何者か、自分の王国とはどのようなものかを考える上で、非常に有効なエクササイズになりそうだ。
特に、自分の王国というものを意識した場合、そこにどうしても取り入れたくないものは何かを考えることは、取り入れたいものを考えるより、自分の王国の姿がくっきりと現れるかもしれない。

それでは、あなたに問おう;
Q:あなたの王国に、絶対取り入れたくないものとは何ですか? その理由は何ですか?


Q:あなたにとって、現時点ではノーである人物とは誰ですか? 

ノーである理由とは? その理由は、あなたにどんな思いを喚起させますか? 

その人物がどう変われば、あるいはあなた自身がどう変われば、ノーはイエスになりますか。

今あなたが深めなければならない理解とは?




この日のセッションにさきがけ、人間には次の三段階の欲望があるというラムジーさんの指摘があった。

○動物的欲望(生命維持に必要な最低限の本能的充足、物資や安心・安全が確保された状態を望む欲望)

○人間的欲望(孤立せず、愛に基づく関係を保ち、生涯目標に打ち込み、豊かな人生を送りたいと望む欲望)

○神的欲望(個を超越し、神に近づきたいと望む欲望)

また、この時期、日本と中国との間で領土問題をめぐっての対立が激化し、一触即発の状態が高まっていた。
そんな状況の中でのセッションとなった。



●日本と中国の間で、戦争が起きるのではないかとささやかれています。戦争を回避するために何をしたらよいでしょうか。

あなたたちには、意識のエネルギーシフトが必要だと申し上げました。
それは、完全なる調和をもたらすものです。あなたたちの欲望は、まだ低いレベルに支配されています。特にあなたたちの動物的欲望は、生命の維持に直接結びついているため、コントロールしやすいのです。

戦争を仕掛けたいと思う人間たちは、人びとの様ざまな欲望を刺激し、危機感をあおることで、対立や抗争を激化させる方向へとシナリオを描いています。
そうしたシナリオは、あらゆる状況を想定し、無数に準備されています。
そのシナリオを回避したいのであれば、まったく別のシナリオを、同じ数だけ描いてみる必要があるでしょう。もちろんそれは、あなたたちが完全なる調和に向かうシナリオです。

私たちは、地球の外からあなたたちの意識の流れを読み取っています。世界的にいちばん大きな意識の流れは、お金に結びついています。
経済は、もっともコントロールしやすいシナリオなのです。経済は、動物的な欲望と結びつきやすいため、経済を操ることで、多くの人の意識を望む方向へ動かしやすいのです。
したがってまず、あなたたちの意識が経済の流れに、簡単に同調しない必要があります。
あなたたちの頭の中身、人生観、世界観といったものの中で、経済的なことが占める割合は、今どのくらいでしょうか。
お金を稼ぐことと使うことに、あなたたちに与られた時間のほとんどを費やしているのではないでしょうか。この比率を、別の方向へとシフトさせることは、大きな意識エネルギーのシフトにつながります。

しかし、あなたたちの意識には、お金持ちは偉い、一生懸命働いてお金を稼いでいる人は、人生の成功者である、あるいは物質的・経済的に貧しい国は先進国ではない、といった風潮が根付いています。
これは、バレンタインデーにはチョコレートを買わなければならないという固定観念と同じぐらい、仕掛けられた価値観なのです。
何度も申しましたが、あなたたちが働く目的は、お金ではありません。
お金を稼ぐ稼がない、貰う貰わないにかかわらず、あなたたちが社会的な活動をする目的は、エネルギー交換です。お金は、エネルギー交換の道具にすぎません。

本来、エネルギーを交換するのに、道具は必要ないのです。そしてもちろん、なぜエネルギー交換をするかといえば、完全なる調和を実現するためです。それは、あなたたちの中で、個であると同時に全体であるという状態が実現されたことを意味します。

今、地球上でのあなたたちの意識は、常識や社会通念という余計な皮を被っています。それがあなたたちの判断を鈍らせ、地球を危機に陥れようとしているのです。そうした、地球が被っている余計な皮は、一度にむくと、あなたたちはパニックを起こすかもしれません。無理なく少しずつむいてください。ただし、手遅れにならないように、今すぐ始めるのです。


まず、隣にいる人、自分の周りにいる人との間で、調和を前提としたエネルギー交換を始めてください。それが、経済優先の意識の流れを変え、完全なる調和に到るための第一歩です。小さな一歩かもしれませんが、多くの人たちがいっせいにその一歩を踏み出せば、まったく別の意識の流れが生まれます。それが、戦争を回避する一歩となるでしょう。

政治の世界では、それは不可能です。政治に期待しないでください。あなたたちが、市民のレベルで始めるのです。そんな悠長なことをやっていたら間に合わない、政治は急速に戦争の方へ傾いているのだと言うかもしれません。だからこそ、意図をはっきりさせるのです。私たちはなぜこちらの方向へ一歩を踏み出すのか、そのなぜを明確にし、それを皆で宣言して、一歩を踏み出すのです。


あなたたち日本人は、戦争を回避するためにも、狭いアイデンティティに凝り固まらず、地球市民としてのアイデンティティを今こそ獲得すべき時です。第二次世界大戦の敗戦による焼け跡から、あなたたちは見事な経済復興を遂げました。しかし、それと引き換えに、あなたたちの精神はすっかり荒廃してしまっています。それが、急激な経済復興の弊害でした。今あなたたちは、先の敗戦のときと同じぐらい大きな社会的転換を迫られています。

今回は、経済的復興ではなく荒廃した精神の復興なのです。経済と精神、二つの復興を遂げてこそ、はじめて意識のエネルギーシフトが完成します。
それには時間がかかるでしょう。数十年の単位ではなく、三桁の時間が必要かもしれません。だからこそ、今すぐ始めなければならないのです。
別のシナリオは、急ピッチで進行しています。それを阻止するためにも、あなたたちのシナリオを今すぐ動かしてください。
意図を明確にし、それを高らかに宣言することが、一歩の重みを何倍にも膨らませます。同調しようとする人たちも増えるはずです。

あなたたちが、今秘密裏に動いている戦争へのシナリオとはまったく別のシナリオをスタートさせる宣言は、いわば政党マニフェストではなく、地球市民マニフェストです。それを、急いで作る必要があるのです。国のあり方や政治のあり方に関係なく、あなたたちがこの地球をどうしたいのか、人間をどうしたいのか、具体的なマニフェストとして宣言し、自分たちのそれぞれの活動で、そのマニフェストを実現してください。


※それでは、読者であるあなたに問おう;
Q:お金を介在させるさせないは別にして、あなたが人と交換したいエネルギーとは何ですか?



Q:あなたが「地球市民マニフェスト」の冒頭に掲げたい意図とはどのようなものですか?



●アカシックレコードにアクセスするということについて、もう少し詳しく教えてください。

地球人であるという意識は、宇宙のアカシックレコードにアクセスするのに少し邪魔になるかもしれません。宇宙のアカシックレコードにアクセスしたいのであれば、まず自分たちが宇宙人であることを思い出すことです。そのためには、ある種のバイアスをはずす必要があるかもしれません。
その一つは、死は終わりではなく形態の変化にすぎないのだということ、死への恐怖や絶対者に対する絶対的信仰は、意図的に植えつけられたものであることを知ることです。

まず、宇宙には善悪の概念がありません。それは、宇宙には恐怖がないからです。あなたたち地球人は、常に死ぬことの恐怖に脅かされています。それは、あなたたちが肉体を伴った存在だからです。

魂が肉体を離れたとき、恐怖はなくなります。地球の意味でいう肉体を持たない私たちには、恐怖はありません。魂が地球の時間の中に組み込まれ、期限付きの乗り物である肉体に宿った瞬間から、恐怖が生まれたのです。これは、いささかやっかいな感情で、死への恐怖は激しい生存への欲求、生き残りをかけた過剰な闘争心を生み出しました。

確かに人間にとって、肉体の死は、大きな変化であるため、その変化はそれまでの状態の終わりを強くイメージさせます。そこであなたたちは、死はすべての終わりであると解釈しています。それが、最後の審判、ハルマゲドン、カタストロフィーといった考え方を導きました。
しかし死は、蛹の終わりが蝶の誕生を意味するように、形態の変化に過ぎません。終末観に基づく死への恐怖は、すべての運命を決める絶対者である神に愛されたい、気に入られたいという宗教的な倫理観を生み出し、それはまさに絶対的な権力を握ろうとするものにとっては、人びとをコントロールするのに都合のよい概念となりました。

「正しく生き、正しく死に、死んだ後、神の楽園へ、永遠の王国へ行きたいのであれば、教義に従いなさい」というわけです。しかし、その教義は、人びとを支配するために意図的に作り出されたものです。
もちろん、その中に真理が含まれていないわけではありませんが、盲目的に信仰している偏った目からは、真理とそうでないものを見分けることはできません。
チャネリングもそうですが、何が真理かを吟味するのはあなたたちです。


※アメリカン・インディアンのウィントゥ族のジーン・ケラッチーなる人物が、次のように語っている。

「自然な生き方、つまりインディアンの生き方には、死に対する恐れはない。死は自然なことだ。死は、命の輪の一点なんだ。そうわかってはいるのだが、俺たちは死を恐れることを教えられてしまった。
キリストやほかの偉大な教師の教えを理解して、俺が聞いたことや感じたことに重ね合わせてみたが、ちっとも難しくはなかったよ。だがその教えには、俺にはよくわかっている大事なことがひとつ見落とされている。
教化されてしまった俺たちインディアンの社会ではときどき忘れられてしまう『インディアンらしさ』だ。『死への心構えなくして、生を歩んではならない』という悟りだ。
誰もが死を通過するということを、しっかり覚えておかなきゃいけない。生の先にある死は、恐ろしいものであるはずがない。死を含んだ輪が一生なのだから、それを受け入れなくちゃ」(めるくまーる刊「俺の心は大地とひとつだ」より)


このメッセージからは、一時は恐怖に根ざした西洋の価値観に毒されかかるが、それを踏まえた上で、しっかりインディアンの魂を保ち続ける様子がありありと覗える。

さて、私たちは死に際して、「何らしさ」を保ち続けるべきなのだろう。


質問者:S
解答者:ラムジー

●(S)第六感の重要性をさかんにおっしゃっていますが、人間の第六感を目覚めさせる具体的な方法をお教えください。

まず第一に、直感とか第六感と呼ばれるものは、身に着けるものではなく、もともと備わっているものであることを思い出し、信じることです。
ある日突然、雷に打たれたように一つの答えがもたらされると、人はあたかも天から答えが降ってきたと思いがちですが、それこそ探し求めてきた問題の答えだと納得するのは、あなた自身です。その答えがどんなに衝撃的で受け入れがたかったとしても、これだと思った感覚は消えることがないでしょう。否定しても否定しても、否定しきれない。何度問い直しても、同じ答えしか返ってこない。常識の尺度で測ろうとすると、全く違う答えになる。しかしその答えは何か違うと感じ、直感的に出てきた答えは、受け入れがたいけれども、「これだ」と感じる。こうした心の微妙な揺れ動きを経験し、その結果、自分の直感に対して、ある確信を得るというプロセスが重要なのです。

答えは、一瞬にして得られるかもしれませんが、その答えが正しいかどうかの検証は、時間がかかります。時間をかけた方がいいのです。その検証作業こそが、次の直感を生むのです。検証作業によって、違うと思ったものは、どんどん捨てていって構いません。一つの答えにとらわれないでください。あなた自身の進化とともに、答えも進化していくはずです。最後に残ったものこそ、本物です。

スポーツの運動能力を身に着けるのに、毎日のトレーニングが大切なように、直観力を身に着けるのも、毎日の積み重ねが重要です。
直観力を身に着けようとするプロセスの中で、おそらくあなたたちは、自分の中にある古い想念と新しい想念の間で、葛藤を経験するでしょう。日々それを乗り越えていくことが、あなたたちの意識の向上を促します。

直観力を鍛えるうえで、もっとも重要な訓練は、右脳と左脳の連携をとることです。人間の右脳と左脳は、本来太いパイプで繋がれているものですが、現代の文明人はその繋がりが意図的に分断されています。そのほうが人を操りやすいからです。右脳と左脳の連携をとることは、直観力を鍛えるだけではなく、もともと持っている能力を抑圧から解放し、無限大に膨らませていくことによって、分裂した人格を統合し、全人格的な人間へと人を成長させる役に立つのです。

そのためには、こまめにメモを取ったり絵を描いたり、芸術的な表現を吸収したり、AKのように夢日記をつけたりするのも大切です。
あなた(記録係のS)は音楽家で音楽を奏でることが仕事ですが、自分が作った音楽を譜面にすることは苦手のようです。しかし、譜面にしっかり落とし込むことは右脳と左脳の連携に繋がります。譜面にすることで、その作品の問題点や改善点が見えてくるはずです。
AKのやっているこのチャネリングも、かなりの部分直観力を使っていますが、言葉に落とし込む際に、論理的な構成力も使っています。簡単にいえば、右脳でとらえ、左脳で組み立てているということです。チャネリングの最中、AKの意識は、右脳と左脳を行ったり来たりしているのです。


●(S)自分が持っている直観力を思い出すには、どんなことをしたらいいのでしょうか。

第六感を目覚めさせるには、まず第一に五感を意識的に遮断することだと申し上げました。夢を見ることはその一つですし、瞑想もそうです。
AKも今、それをやっています。五感を意識的に眠らせ、そのことによって五感でないものを目覚めさせているのです。おそらくあなたも、夢や瞑想でないにしろ、日常的で無意識的な反復動作を繰り返しているときに直感が働いて、何かがふっと湧いてくるという経験をしたことがあるはずです。それもある意味、五感に対する意識が遮断されていたのです。

たとえば、あなたは目的地をメモした紙切れを一枚だけ持って、旅に出るとします。その紙には、新曲のイメージだけが書かれています。あなたは、新しいメロディーを探す旅に出るのです。そしてあなたは、深い瞑想状態に入ります。最初のうちは、さまざまな雑念が、あなたの頭をよぎるでしょう。自分のダメさ加減、コンプレックス、恐れや疑念、周りの人たちとの人間関係、今までたどってきた人生の道のりなど、そうしたものが、次から次へと走馬灯のように浮かんでは消え、浮かんでは消えするかもしれません。しかしそういったものが一通り通り過ぎた後、あなたは穏やかな境地にたどり着きます。そこであなたは、そこにたどり着いた目的を思い出します。その瞬間、新しいメロディーが、まるで誰かにそっと手渡されたかのように、あなたのもとにもたらされます。
あなたはすでにこうした旅の醍醐味を知っているはずです。どうぞ、その旅をもっと楽しんで味わってください。


※心理学者のケーラーによれば、問題の解決は、私たちがそれに積極的に努めていないとき、しばしば突然現れてくるという。スコットランドの著名な物理学者がケーラーに語ったところでは、科学の偉大な発見は、三つのBにおいてなされたという。つまりバス(bus)、風呂(bath)、ベッド(bed)である。何も考えずバスに乗っているとき、風呂に入ってリラックスしているとき、ベッドでウトウトしているとき、というわけだ。
それらに共通することは、体がリラックスして、余計な雑念が入り込まず、頭が空っぽの状態ということだろう。


●地球のDNAと宇宙のDNAの違いについて、もう少し具体的に教えてください。

あなたは、DNAという言葉にどのようなイメージを持っていますか。


●螺旋状のもので、二つで一つというイメージ、宇宙に繋がる螺旋階段のようなイメージ。

宇宙に繋がる螺旋階段というのは、とてもいいイメージですね。
DNAとは、遺伝子。遺伝を司るもの、親から子へ受け渡され引き継がれるもの、その生物を生物たらしめているもともとのプログラム。コンピューターでいえば、OS。その生物、あるいはその人の運命をほとんどの部分で決定してしまうもの。人という生命体を探求する上で、その全貌が解き明かされようとしている暗号。その個人が個人であることを証明する絶対的な証拠。このようなイメージでしょうか。

つまりDNAは、個であると同時に全体であるという状況に深く関わっています。DNAは、個が個であることを証していると同時に、個を全体性へと結びつける鍵でもあるわけです。おそらく、あなたたちはDNAと聞くと、純粋に物理的なもの、生物学的・医学的なものと解釈するかもしれませんが、人間の心にも関係する、霊的なものにも関係すると拡大解釈してみてください。霊的な意味において、個を個たらしめ、さらに個を全体へと結びつける何か。そう考えると、個であると同時に全体でもあるという私たちの存在のあり方に近づくのではないでしょうか。そうした意味では、地球のDNAも宇宙のDNAも基本的には同じです。

ただ、地球上に存在するDNAは、生命が地球環境に適応すべく進化してきたプロセスで獲得してきたものであるため、地球独自のものです。ならば、地球上で最初に発生した原始生命体はいったいどこからやってきたのでしょう。何らかの自然現象、何らかの変異によって、地球上で偶然に生まれた生命体もあるかもしれませんが、宇宙から生命の種のようなものが飛来し、それが地球環境に適応して地球のDNAを獲得するに到ったということもできます。

種というのは比喩的な表現で、一種のエネルギー、あるいは波動と捉えてもらっても構いません。いずれにしろ、地球に存在するあらゆるDNA、それは地球のDNAの集合体といってもよいのですが、それはもともと宇宙のDNAとのミックスである可能性もあるということです。
ただし、ガラパゴスのような離れ小島の生物が独自の進化を遂げ、もともとは違う場所から海を越えてやってきたとしても、そのもともとの同種類の生物と比べ、まったく別のものになっているのと同じように、地球のDNAは宇宙のDNAと似て非なるものともいえます。
あなたたちと私たちの共通の関心は、地球上のあらゆる生命の中で、なぜ人間だけが特殊なのか、あるいは特殊に見えるのか、ということでしょう。おそらくそれは、DNAを物理的な概念だけではなく、拡大解釈しないと答えが出ない問題ではないでしょうか。生物を生物たらしめている、あるいは人間を人間たらしめている、その根本はいったい何なのか、ということに関する探求は、物理的な側面だけでは、どうにも答えの出せない問題です。そこで、心や魂に関わることが問題になってくるのです。


●プレアデスのDNAと地球のDNA、決定的に違うものは何ですか。

人間と地球との折り合いの悪さは、あなたたちの中にある地球のDNAと宇宙のDNAとの間の葛藤が原因ではないかと私たちは見ていますが、同時に、あなたたちがその葛藤を統合し、地球と折り合いをつける上で、重要なきっかけになるのも、宇宙のDNAにあるのでないかとも考えています。眠っているDNAを目覚めさせることをお勧めしたのは、そういった意味からです。忘れていることを、思い出してほしいからです。

プレアデスに限らず、様ざまな星から様ざまな魂が、地球ツアーのために集ったと、申し上げました。そうした魂の中には、もともと地球とうまく折り合いをつけることができる魂もいれば、そうでない魂もいたでしょう。むしろ地球に対して、あるいは他の魂や他の生命体に対して、非常に破壊的に振る舞う魂もいたのだと思います。それもすべて魂の成長のために必要だったのだと、私たちは考えています。プレアデスから地球ツアーに参加した魂に、特別特徴的な何かがあったわけではないでしょう。なぜなら、私たちも今現在、プレアデスツアーをしている魂だからです。私たちは常に、宇宙旅行者なのです。私たちがこうして、地球を監視する役目についているのも、私たちにとっての学びなのです。

DNAの概念を拡大解釈するなら、魂にもDNAがあるといえるかもしれません。地球上で生命が進化し、DNAの形が変わっていくように、魂のDNAも進化する可能性があります。プレアデスツアーも地球ツアーも、そうした魂の進化の実験であるということもできるのです。


●「DNAの概念を拡大解釈するなら、魂にもDNAがあるといえるかもしれません」とおっしゃいましたが、DNAと心と魂の関係について、具体的に教えてください。

それはおそらく、その人をその人たらしめている要因とは何なのか、という問いに置き換えられるでしょう。つまり、人間の個性の源とは何なのかということです。
DNAがその人の個性を100%決定づけるとしたら、DNAを100%共有しているはずの一卵性双生児は、まったく同じ個性を持ち、まったく同じ運命をたどるはずです。しかし、実際には二人はちょっとずつ違う個性を持ち、もちろん指紋も異なります。成長するにつれ益々発揮される一卵性双生児の性格や個性の微妙なズレについて、後天的な環境要因が原因だろうという説がありますが、年中一緒にいて生活環境も共にしている双子でさえ個性を発揮したり、また逆に生まれてすぐに引き離され、まったく異なる環境で育てられ、お互いに相手の存在を知らされてさえいなかった一卵性双生児が、ほとんどまったく同じ性格や個性を持ち、同じような運命をたどっているという例もあります。つまり、その人をその人たらしめている人間の個性の源を考える上で、遺伝要因でも環境要因でも説明がつかない何かがあるのです。

たとえば、AKの持っている個性を考えた場合も、父方の家系を調べても、母方の家系を調べても、同じような個性を持つ人は見当たらないはずです。また、AKの個性を形づくる上での環境要因、あるいは、強く影響を受けた人物との出会い、といったことを考えた場合、たとえば、私たちとのつながりに直接影響を与えたような環境要因や人的要因が、今まであったでしょうか。もちろん、直接のきっかけは、Y子先生によるヒプノだったかもしれませんが、Y子先生はプレアデスの私たちに結びつけることを意図してAKを誘導したのではない、という点に着目してください。

実際今、AKの中にある一つの葛藤があります。それは、本当に自分は、プレアデスの宇宙人ラムジーをチャネリングしているのかどうか、普通そうした霊的な超能力と呼ばれるものは、長年の訓練や修行によってはじめて得られるものではないのか、あるいは生まれつき持っていて、小さい頃から発揮されるべきものではないのか。しかし自分には小さい頃からそのような能力を発揮した覚えもないし、特別な訓練を積んだ覚えもない。ただ唯一夢に関しては、人とは違う特殊な意識を持っていて、専門的な訓練も積んできた。しかしそれ以外には、思い当たる節はないし、夢のことだけで宇宙と繋がれるのかどうか、甚だ疑問である。こんな具合の葛藤です。
AKの例を見てもわかるように、人間の個性のよって立つ源を考える上で、遺伝要因でも環境要因でもない何かを、想定せざるを得ないはずです。そこで魂の問題が浮上してくるはずです。


●AKの葛藤、プレアデスの宇宙人ラムジーさんをチャネリングしているのかどうか、どうしたら確信できますか、何か確かめる方法はありますか。

あなたたちが現在適用している科学というパラダイムでは、おそらく証明できないでしょう。
したがって、現時点では個人のリアリティに属する問題であると、考えざるを得ません。以前にもご説明した通り、これは人間の第六感に関わることです。おそらく第六感とは、あなたたちにとって、何となくあることはわかるが、科学的には証明できないもの、といったイメージのはずです。現時点では、それ以上の証明は難しいでしょうし、必要もないでしょう。
問題は、そうした超感覚ともいうべきものによってもたらされた情報が、本人にどれだけのリアリティを与えるか、あるいは受け取った第三者であるあなたたちに、どれだけのリアリティをもたらすかということです。受け取ったものをどう判断するか、信じるか信じないか、リアリティを持つか持たないかは、すべてあなたたちに委ねられています。

ただ言えることは、AKがラムジーと繋がったか繋がっていないかはともかく、少なくともハイヤーセルフと繋がっているとして、あなたたち受け取り手が、やはり同じようにハイヤーセルフの視点から情報を吟味するなら、ハイヤーセルフを介したコミュニケーションが成立したこととなり、それはある意味あなたたちも、いわば地球のハイヤーセルフともいうべきものに繋がって、地球を外側から客観的に見ているともいえるのではないでしょうか。こうしたものの言い方は、はぐらかされているとあなたたちは感じるかもしれませんが、それが異星人である私たちの慎重さだと解釈してもらって構いません。



●地球のDNAと宇宙のDNAのかけ合わせである地球の人間にとっての、眠っているDNAとは、どんなDNAですか?

いわば、宇宙的魂としてのあなたたちのホメオスタシスです。魂にも遺伝子コードのようなものがあると申し上げました。あなたたちの魂の遺伝子コードの中には、崩れたバランスを元に戻そうとする働きがあるはずです。地球上の生命体、つまり地球という巨大な生命体を構成する細胞の一つであることと、宇宙的魂であることとの間の葛藤で、あなたたちは悩んでいるわけですが、しかしこの葛藤は、宇宙的魂の部分が普段は抑圧されていて、まるで存在しないがごとくにあなたたちは振る舞っているから、かえってそれに引きずられてしまい、地球の一部であることに反発してしまうのです。あなたたちの、バランスを元に戻そうとする魂のDNAのホメオスタシスが働けば、なんとか地球と折り合いをつけられるはずです。私たちは、それに期待しています。
そのためには、まずあなたたちが、今あなたが言ったように、地球と宇宙のミックスとしての存在なのだということを理解すること。そして、相矛盾する二つの起源との間で、いわば人類共通の大きな葛藤があるのだと、しっかり意識すること。それは、あなたたちが忘れかけている宇宙存在としてのアイデンティティを取り戻すことでもあるのです。


●宇宙存在としてのアイデンティティとはどんなものですか。

たとえばあなたが、警察官の服を着て警察官として働いているとします。しかし、何らかの理由で、自分が警察官であることを忘れているとします。ふと改めて鏡を見たら、自分が警察官の服を着ていることに驚くのです。そしてあなたは、自分が警察官であることを、自ら望んでその職業に就いたことを思い出し、その瞬間から再び警察官として振る舞うようになる。ただそれだけのことです。

※この警察官の喩えは、もう少し説明が必要かもしれない。警察官とは、警察官の制服を着て警察官としての任務に就いている人のことだ。その人にとって、警察官とは職業であって、警察官であることがその人のアイデンティティのすべてではない。それはわかりきっていることのはずだが、私たちは、往々にしてそうした社会的な仮面が自分の本質であると思いがちだ。この状態は、もともと宇宙を起源とする魂である私たちが、そのことを忘れて、地球人としての自分だけが自分の本質だと思い込んでいる状態に例えることができるだろう。そこへもってきて、改めてそんな自分の姿を鏡に写して見たところ、そこに見えるのは、もちろん人間の姿をした自分だが、それはまさに「人間の姿をした(警察官の制服を着た)」自分であることに気づく。つまり、ある目的をもって自分は警察官の制服を着ている(ある目的をもって自分は地球人をやっている)ということだ。言い換えれば、「制服=本質」と見誤っていたことに気づく瞬間でもある、ということだ。それは、魂が地球人としてのアイデンティティを再確認する瞬間であると同時に、宇宙的存在であるというアイデンティティを思い出す瞬間でもあるだろう。


●我々が宇宙の魂であることを意識し、地球と折り合いをつけた後、次に進むべきステップは何でしょうか。

警察官の服を着て警察官の仕事に就いていながら、自分が警察官であることを忘れているという話をしましたが、まず最初に自分が警察官であることを思い出す必要があります。思い出したなら、再び警察官として振る舞えばよいのです。振る舞い方を忘れていて、どうしていいのかわからなければ、手さぐりで試行錯誤を繰り返すしかないでしょう。警察官一年生に戻ったつもりで、たとえば、お手本となる先輩を見つけ、見よう見まねで習い覚えるのです。

※地球人であること、宇宙からやってきて地球人をやっていることの覚悟を忘れているなら、その自覚をもって生きている人を探して、その人を見習え、という意味だろうか。

まず、自分たちが宇宙からやってきた魂であることを思い出してみましょう。たとえば、夜空の星を眺め、どこかに自分のふるさとがあるのだと、思いを馳せてみるのもいいでしょう。人と会って挨拶を交わし、どこの星から来ましたかと、最初は軽い冗談でも構いませんので、聞いてみるというのもいいかもしれません。
しかし、いちばん重要なことは、自分の魂がどんな目的で、どんな実験をやるために地球にやってきたのか、今現在どのような場所でどのような仲間たちと、どんな目的地に向けて地球ツアーをしているのかを、考えてみることです。これは、あなたのバースヴィジョン、つまり自分が何のために、どんな目的で生まれてきたのかということにも通じます。そうしたプロセスの中で、あなたは何か大切なことを思い出すかもしれませんし、あるいは新しい何かが芽生えるかもしれません。いったい自分は、宇宙を起源とした魂として、地球とどのような絆を結ぶかということです。


※自分の姿を鏡に映してみる。そこには警察官の制服を着ている自分自身が映っている。そこには二つの意味合いが見て取れる。つまり、警察官として制服を着て任務に就いている自分。そしてもうひとつは、警察官の制服を脱いだ後にも、おそらく何かしら残るであろう自分自身・・・。
もちろん私たちは、生きている間は警察官の制服(地球人としてのアイデンティティ)を脱ぐことはできない。しかしそれを意識しつつも、それに執着せず、それとともにあり、それを愛し、そこから自立している自分であり続けることはできるだろう。私たちは、そうした存在のあり方にまだ慣れていない。ならば良き先輩を見出し、見よう見まねで習い覚えるしかないのかもしれない。
そういう先輩候補を挙げておくことは、意義があるだろうから、まずは一人;

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
 自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する
 この方向は古い聖者の踏みまた教へた道ではないか
 新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある
 正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである
 われらは世界のまことの幸福を索ねよう
 求道すでに道である」(宮沢賢治『農民芸術概論』より)



地元と、東京の学会での二つの講演をはさみ、準備に根を詰めすぎたこともあるのだろうが、ここ一カ月ほど風邪をこじらせ、咳、痰、喉の傷み、鼻水などが止まらず、特に夜になると咳がひどくなって、なかなか熟睡できない日々が続いていた。そんなときはセッションをする気にもなれない。瞑想中に咳が出ると、深いところまで入っていけない気がする。薬を飲むと、一時は症状がいくらか緩むが、その分回復が先延ばしになるだけで、根本的な治癒にはならない。激しく咳き込むのは、言いたいことが言えていないからではないかと、ある人に言われた。Sも同じことを言った。

夜、床に就いてからの激しい咳込みを何とか楽にできないか試行錯誤している中で、ある気づきがあった。咳は著しく体力を奪う。特に、どうしてもお腹に力が入り、腹部の深い部分が凝っているのを感じる。それを揉み解すうちに、寝返りの方向で咳の出方が違うのに気付いた。左半身を下にすると咳がひどくなる。心臓と肺を圧迫されるからだろうか。仰向けになっても咳が出る。右半身を下にするとだいぶ楽になる。そうした違いから、お腹の具合が咳に関係しているように感じた。精神安定をもたらすホルモンであるセロトニンは、そのほとんどが腸で作られるらしい。咳によってお腹が凝ると、腸の調子も悪くなり、セロトニンも出にくくなるのかもしれない。マッサージでお腹の凝りを解すのと、コルセットでお腹を安定させたら、咳がだいぶ緩和された。ようやく気分も安定し、久しぶりのセッションに臨んだ。

今、誘導用に使っているCDは、全行程が約1時間だが、真ん中の30分でトラックが分かれていて、ステージが切り替わる。その切り替わりのときに、急に巨大な遠心分離機に乗せられ、回転するような格好になった。昔、遊園地で似たようなアトラクションに乗ったことがあった。巨大な丸い輪が横に回転し、人はその輪の内側(回転軸の方)を向いて立ったまま乗る。回転して遠心力がかかると、背中のシートに体が圧しつけられる。このとき乗せられた巨大な遠心分離機は、ちょうどその遊園地のアトラクションのようなものだった。遠心力で体が布団に圧しつけられるようになり、どうやらその遠心力で体から悪いエネルギーを抜こうとしているようなのだ。
この巨大な遠心分離機があるのは、ラムジーさんの宇宙船の中のように感じた。


●(AK)いきなり巨大な遠心分離器(機)のようなものに乗せられ、回転しました。ラムジーさんの仕業かと思ったら、ラムジーさんが「何かが始まったようですね。私も一緒に乗りましょうか」と言って、そばにいらっしゃったので、どうやらこの巨大な遠心分離機は、私の治療のためだと気づきました。ラムジーさんは、「ああ、なるほど。そういうことですか」と言って装置を降り、私の治療が終わるのを待っていました。私を治療機に乗せたのは、別の存在のようです。遊園地のアトラクションのようなこの巨大な遠心分離機は、私の中から良くないエネルギーを抜くための装置のようです。
治療が済むと、私はラムジーさんの宇宙船のベッドのような台に乗せられ、ラムジーさんが、胸とお腹に手を置いてくださっているようです。

※ここで私は大きな咳をする。


●(AK)治療は終わったのですか?

そのようですね。


●(AK)私の咳は、言いたいことが言えていないしるしだと言われましたが、そうなのでしょうか。

物質と精神の乖離です。


●(AK)それはどういうことですか?

物質と精神の乖離が引き起こしている現象は、あなたたちの世界では、沢山見受けられます。物質と精神が乖離している状態だと、声は届けるものと届け先がうまく繋がらず、一種の痙攣のようなものを引き起こします。咳の原因の一つはそれです。


●(S)では、今回AKに起きた物質と精神の乖離の原因は何でしょうか。

様々なファクターが、その現象を引き起こしています。
確かに、あなたたちの脳は、道具の発明によって飛躍的に進化しましたが、同時にそれは五感と道具の新たな関係性も引き起こしました。あなたたちは、確かに物質化のために地球へ降り立ちましたが、そこから、物質と精神の乖離が始まったともいえます。

物質と精神が本来分かちがたいものである、ということをあなたたちが思い出すためには、「物質化」すなわち創造行為を辞めなければならないかもしれません。しかしそれは、あなたたちが地球人であるアイデンティティを失うことかもしれません。その矛盾は、時々あなたたちの体に症状として現れるのではないでしょうか。軽いパニック状態です。アイデンティティの危機といっても良いでしょう。


●(S)以前、風邪は混乱していることが原因だということが本に書いてあったことを思い出しましたが、今回のAKのパニックの原因は何だと思いますか。

人間の根本的な葛藤や分離や乖離といったものを、しっかり見つめ、それを人に伝える準備をしていたため、肉体と精神の間に、少しアンバランスが生じたのでしょう。


●(S)では、こういう作業に慣れていかないとAKの身が持ちませんね。

人間には、もともとそうしたことへの調整機能が備わっていますので、心配することはありません。


●(S)那須と東京の講演を無事に行うことができました。ありがとうございます。そちらからも見ていましたか?

大変良かったですよ。とにかく第一歩です。


●(S)あなたたちからの視点での講演会の感想、それと今後の活動も含めてのご意見もぜひよろしくお願いします。

生まれ変わるのです。生まれ変わりの時が来ています。輪廻転生の意味が、少しずつ変わっていくでしょう。肉体に関係なくあなたたちは、生まれ変われるようになります。


●(S)それはどういう意味ですか? もっと詳細にお願いします。

物質や精神や時間といったものに対するあなたたちの認識が、変わっていくのです。それによって生まれ変わりの概念も変わっていくため、時間が短縮されるのです。あなたたちは、生まれ変わらなくなるのではなく、もっと短いサイクルで、肉体をまたがなくても生まれ変わるようになるでしょう。そうなると、カルマは無意味なものになります。


●(S)AKからラムジーさんへの質問です。もしかしてあなたは、私をモルモットに人類再教育プログラムを施していますか。もしそうなら、そろそろそのプログラムの時間割を教えてください。

あなたたちの可能性は無限にあるため、時間割を示すことにあまり意味はありません。もちろん、目の前の課題は色々あるでしょう。それらをあなたたちがどのように乗り越え、次にどのような課題が現れるかは、やってみるまでわかりません。人類再教育プログラムというものがあるとしたら、それは私たちにではなく、あなたたちにあるのです。
私たちは、あなたたちがいかに「自己再教育」するのか楽しみにしています。


●(S)AKさんから何か質問はありませんか。

・・・・。


●(S)ラムジーさんありがとうございます。あなたと触れ合うと、いつも地球を思い出します。


※輪廻転生のサイクルが短縮され、カルマが無意味になるとはどういうことだろう。
ある人生で、人間的成長のための課題が提示され、それがその人生で克服できなければ、次の転生に持ち越される。それがカルマと呼ばれるものだが、もし私たちの意識のステージが一段上がり、学習能力が格段に向上したとしたら、課題の克服もスピードアップするはずだ。次の転生に持ち越さなくても、問題の解決はその人生のうちにできるようになるだろう。そうなると、カルマというような大袈裟な概念は必要なくなり、ちょっとした「原因と結果」といったものになるかもしれない。

そうした、よい循環が起きれば、意識のステージアップもスピードアップし、この人生を生きながらにして「生まれ変わり」ということも、人間は体験するようになってくるのかもしれない。これは、思いがけず、ラムジーさんの口から、人間進化の新しいステージが示されたのかもしれない。そうした話の流れの中で、私たち人間の可能性は無限にあるため、「人類再教育プログラム」の時間割を示すことにあまり意味はない、という話も出てきたのかもしれない。

私たちの未来には、無限の可能性が用意されている。一瞬先の未来に、どのような選択肢を選択するかの可能性は無限にある。このように言ってしまえば、確かにそうなのだろうが、その意味するところは、あまりに深いと感じる。ここでは、簡単に結論を出さないでおこう。

実はこのセッションに先駆け、やはり情報源はラムジーさんだと思うのだが、ある情報が来ていた。それは、一言で言うと「T軸を加えよ」ということだった。

私たちは、三次元空間(X,Y,Z軸)の住人だが、次元軸としてはもうひとつ時間軸(T軸)がある。それを加えて四次元の「時空間」に住んでいることになるが、たとえば物理学や数学などの自然科学の法則などを考えるとき、意外にこの時間軸を考慮に入れていない、という指摘だ。次元を構成する時間軸とは、どうやら「T」という単純な(単一の)変数で示されるようなものではないらしい。考えてみれば、今まで科学は時間という概念を正確に数式化したことがあるだろうか。一日は24時間で、一年は365日? それは、地球の自転サイクルあるいは地球と太陽の関係を表すにすぎない。時間そのものを表す定理ではない。アインシュタインが提唱した「光速不変法則」でさえ揺らぎつつある。どうやら、この「T」をきちんと定式化できるなら、あらゆる難問は簡単に解決できるらしいのだ。

かつてラムジーさんはこう言っていた。

あなたたちは今、大きな意識変革の時を迎えようとしています。

おそらく、いちばん大きく変化するあなたたちの意識は、時間に対してでしょう。時間の持つ意味、地球上で肉体をともない、共通の時間の流れに乗り、生きるということの意味が変わってくるはずです。

人間の意識が次の段階に入るとき、そうした時間に対する意識が、もっとも大きく変化するかもしれません。


●(S)今地球には、癒しを必要としている人たちがたくさんいると思いますが、あなたたちはそうしたことに関してもサポートして頂けるのでしょうか。

(ラムジー)人間にとって癒しが必要な状況は、地球上で人間に起こっていることです。私たちが地球人を癒すというよりも、地球人が地球人を癒す方が自然なことではないでしょうか。もちろん私たちは、いつもあなたたちに愛の波動を送っています。あなたたちがそれを受け取ることができるならば、お互いのヒーリングに役立てることができるでしょう。

あなたたちが、意識を拡大させて宇宙のエネルギーをキャッチし、自分たちの癒しに活用することは、狭い範囲に凝り固まった意識を解放することにつながります。それもまた、あなたたちの魂が宇宙を起源としていることを、思い出すきっかけになるでしょう。


●(S)いつも愛の波動をありがとうございます。愛の波動をキャッチする具体的な方法を教えてください。

もちろん、あなたたちは宇宙から直接波動を受け取ることができますが、あなたたちの肉体はセンサーなので、肉体を通してキャッチし、肉体を通して相手に波動を伝えることもできます。その方が、より人間的かもしれません。


●(S)わかりました、では愛の波動をキャッチするイメージをしてみます。

センサーとして、とても敏感で有能な人たちがいます。そうした人たちを通して受け取るのもいいでしょう。しかし、偽物も多いので、受ける側にも感じる力が必要です。


●(S)地球はアンカーの役目であり、アセンションしたら悪のエネルギーが消えるとおっしゃいました。アンカーについて、もう少し詳しい説明をお願いします。それと、悪のエネルギーが消えたら、宇宙的にどんなことが起こるのでしょうか。

宇宙には、善悪の概念はありません。私たちが地球に感じるのは、一種の波動の乱れです。不協和音といってもいいかもしれません。その波動の乱れや不協和音は、あなたたちの心の中にある対立や葛藤が原因です。あなたたちがそれらを統合し、波動の乱れが整えば、宇宙に更なる調和がもたらされます。それによって、あなたたち自身がもともと持っていたはずの宇宙のアイデンティティを取り戻すことになるのです。それは、ここにいるけれどもあそこにも繋がっている、個であると同時に全体でもある、という統合されたアイデンティティです。


●(S)個であると同時に全体でもあるという統合されたアイデンティティについて、もっと詳しく教えてください。

自分たちが抱えている葛藤を自覚し、それを統合することによって、あなたたちの無意識はどんどん意識化されていきます。そこで、普段自分が「ここまで」という具合に、狭い範囲に限定させてしまっている意識の領域が拡大されます。そうなると、たとえば隣にいる人が何を考えているかといったことが、手に取るようにわかってきたりします。場合によっては、相手の無意識さえもわかってきたりします。その相手が、身内やごく親しい間柄だったらなおのことです。

これはまるで、読心術のように特殊で難しいことだと、あなたたちは思っているかもしれませんが、たとえばあなたたちがテレビドラマを見ているとして、登場人物があるストーリーの展開の中で、セリフのない無言の演技をしたとします。それでもあなたたちは、その時その登場人物が悲しいのか嬉しいのか、誰かを愛しているサインなのか、それとも憎んでいるサインなのか、といったことを一種のボディランゲージとして受け取れるはずです。そうした心のセンサーが、日常生活になると不思議なことにどうも鈍るようです。それはおそらく、自分が当事者のひとりであるドラマを、あたかもテレビドラマを観る観客のようにして客観的にながめることが、あなたたちにはなかなか難しいという事情によるのでしょう。

人生は、あなた自身が主役であり監督であり脚本家でもあるドラマです。あなたは、舞台の上で配役たちがどんな演技をしていて、それが自分とどのように関連しているか読み取ることができ、それに合わせていかようにでも筋書きを書き換えることができるのです。
このように、自分の実人生の舞台において、主役・監督・脚本家の三役を繰り返していくことによって、あなたたちの意識はさらに拡大していきます。これはいわば、横方向への意識の拡大ですが、これを縦方向の意識の拡大へと展開していくなら、それは、AKが今やっているように、アンテナを高く伸ばし、宇宙のアカシックレコードにアクセスするといったことにも繋がるのです。


●(S)ということは、誰でもアカシックレコードにアクセスできるのですね。

アカシックレコードへのアクセスは、極めて特殊な能力、いわゆる超能力といわれるものを持っていないとできないと、あなたたちは思っているかもしれませんが、さまざまな人生ドラマを経験したり、本を読んだり、映画や芸術を鑑賞したり、自然と触れ合ったりといったことも、すべてアカシックレコードへのアクセスと捉えることができます。重要なことは、そうしたいわば知的な刺激があなたにどのような直観やインスピレーションをもたらすかということでしょう。こうした直観やインスピレーションこそが、アカシックレコードにアクセスした証しでもあるのです。

たとえばあなたが、本を読んでいるとします。ある一行に出くわしたときに、「これは間違いなく真実である。これこそまさに自分が抱えている問題の答えでもある」と直観的に感じ取ったとします。しかしその確信は、どこからくるのでしょう。もしそれが本当に問題の答えだとするなら、あなたははじめから正解を知っていたことになります。そうでなければ確信がもてないはずだからです。だとするとあなたは、答えを知っていながらそれを忘れていただけということになり、ただそれを思い出したにすぎないことになります。つまりアカシックレコードは、あなたの中にあるということになります。

地球も、あなたたち人間も、ホログラフィックな構造を持っているという意味では、アカシックレコードは、中にも外にもあるといった方がいいかもしれません。実際あなたは、作曲するときにメロディーが突然天から降ってくる、あるいは自分の中から自然に湧き上がってくるという経験をしているのではないですか。それも、アカシックレコードへのアクセスということができるでしょう。


●(S)そうですね、どこかにアクセスしているのか、どこかにメロディーがあるのかと思っています。そのアクセスの仕方、きっかけが、人それぞれなのだと思います。そいう意味では、私は楽器や自然からきっかけをもらっています。

一つの肉体にあらゆるセンサーを備えることはできません。人間が沢山いる理由もそこにあります。人間一人はたとえ一つのセンサーしか持てなかったとしても、十人の異なる個性が集まれば、十個の異なるセンサーを手に入れることができるのです。それぞれの個性、それぞれの得意分野を持つソウルメイトたちが集まる理由もそこにあるのです。AKは、物事を包括的に捉えるのと同時に、その本質に深く切り込んでいくという二極性を持っています。抽象的であると同時に具体的、全体から個へ、個から全体へという具合に、二つの極を自由に行き来するのが特徴といえるでしょう。このセッションも、そうしたAKの特徴を生かせるものとなったらいいでしょう。

この日のテーマは、「光と闇」ということだった。「意識と無意識」というふうに置き換えてもいいだろう。話者はラムジーさん。


闇というものは、忌み嫌ったり隠しておかなければならないものではなく、むしろどんどん明るみに出していくべきものです。AKは、闇の部分に光を当て、どんどん表に出していくことができるのです。出されたものは光に変わります。AKが夢に関わる理由はそこにあるのです。あなたたちは、光の乗り物に乗って時空を超えることができますが、闇の乗り物でも同じことができるのです。

あなたたちは、物事をよりクリアにする、いわば鏡に映ったもう一つの世界のことを闇と呼んでいるのです。そういう意味から、あなたたちは、夢という現象を、闇の世界の現象だと思っているのでしょう。あなたたちの大好きな日本の国の象徴でもある富士山は、波一つ立っていないクリアな湖に逆さ富士が映っているとき、よりいっそうその姿の美しさが際立つのではないでしょうか。湖面が波立っていると、逆さ富士も乱れてクリアに映らなくなります。光と闇はそのような関係にあるのです。

だからこそ、リアルY子先生のところには、心に闇を持った人たちが沢山集まってくるのです。彼らは、自分の中の闇を輝かせたいのです。自分にとっての心の闇、負の部分、ネガティヴに感じている部分にこそ、大きな力が眠っているのです。その人が長い眠りから目覚めるということは、闇に光があたり、本来の力を取り戻し、まぶしく輝くことを意味します。

無垢な子どもたちがキラキラと光り輝いているように見えるのは、闇の部分がないからではなく、光と闇が一体化しているからです。本来一つである光と闇は、社会的な葛藤を経験することによって、分裂していくのです。したがって、意識のエネルギーシフトの第一段階は、葛藤によって分裂した光と闇を再び統合することにあります。


富士山と湖に映った逆さ富士の関係は、いわば上下の関係ですが、人間は直立歩行を始めたことによって、その関係が左右の関係に変わりました。いわば、体の右半分が実際の富士山で、左半分が逆さ富士なのです。また、人間は直立歩行を始め、自由になった二本の手で道具を扱うことになり、そのことでさらに脳を発達させ、その結果高度な文明を発達させましたが、その分、いわば大地との繋がりが半分になったといえるかもしれません。

前回、チャネリングと病理的幻覚の違いについて記事を書いた。チャネリングの相手(ガイド)としてチャネラーの前に現れ、メッセージを送ってくる存在と、精神疾患の症状として現れる幻覚と、どこがどう違うのか、あるいはどのように見分けたらいいのか、という問題だが、そのことについて、ガイドの側から警告が発せられる場合もあると述べた。

今日は、具体的に私が経験したケースをひとつ紹介しておこう。こうしたケースは一度ならず、折に触れ繰り返されたことを付け加えておく。

それは、私がチャネリングを始めてそろそろ半年が経とうかという時節のことだった。その頃はまだ心臓の持病に悩まされている時期でもあった。
その日は、いつものように瞑想状態に入ると、まず最初に、目の前で脳内シナプスが四方八方に伸びていくようなイメージを見せられた。
ラムジーさんに、これは何を意味するのか訊ねると、次のような答えが返ってきた。

(ラムジー)まず個人の頭の中でそのような神経回路の再編成が行われ、それによってその人の考え方が変わり、その考え方に基づいて行動が変わり、それによってその人を取り巻く世界が変わっていくというかたちで、社会全体が変わっていけます。変革は個人から社会へ、という順番で、逆はあり得ません。

次に浮かんできたのは、アフロヘアーのちょっといかつい顔の男性の姿だった。見覚えのある顔で、名前を言えば知っている人は知っているかもしれないが、ここではあえて実名は出さない。やがて、その男性の顔がラムジーさんの顔とオーバーラップし、ラムジーさんの顔とその男性の顔が、何度も入れ替わるような様子を見せられた。
すると今度は、ラムジーさんの顔が急に歯をむいた凶暴な顔に変わり、こちらに襲いかかってくるような素振りを見せた。
そのとき私は「これがラムジーさんの正体か!?」と一瞬疑ったのだ。今思えばそれは、彼らの存在を信じつつも、その確信と等分だけ私が心のどこかで持っている疑念を、ラムジーさんがビジュアルで見せてくれたのかもしれない。それは、疑念と同時に、私が心の片隅で抱いているコンプレックスの現れでもあったかもしれない。つまり、チャネリングの重要性を認めつつも、チャネリングが社会的にはまだまだサブカルチャーあるいはアンダーグラウンドの域を出ないことへの引け目だ。
もちろん、凶暴な顔のラムジーさんはニセモノのラムジーさんで、その背後から、まるで暖簾を押しのけるように、あるいは仮面を脱ぐようにして、本物のラムジーさんが「ほらね」とばかり、涼しい顔をして颯爽と現れ、ツカツカとこちらへ歩み寄って来たかと思うと、私の肩を抱き、慰めるように、そして諭すように「乱れたエネルギーに同調してはいけない」という警告を発したのだ。そんな芝居じみたことを、ラムジーさんは、何のてらいもなく超然とやってみせる。
それは、その当時、このチャネリングという営みをどのような方向へ進めたらいいのか迷い、少し焦りが出てきてもいた私に対するラムジーさんからの注意勧告の意味合いもあるようだった。

(ラムジー)焦ることはありません。まず、乱れを整えましょう。乱れたエネルギーに同調する必要はありません。

●(AK)凶暴な顔に変わったニセモノのあなたは、乱れたエネルギーの象徴ということですか。

(ラムジー)その通りです。あなたが決して同調してはいけないものです。
社会の変化は、まず真っ先に個人の頭の中で起こるのだということを、忘れないでください。

●(S)乱れたエネルギーの原因は何でしょうか。

(ラムジー)原因はいたるところにあります。あなたたち現代人は、エネルギーの乱れが大好きなようです。しかし、その乱れはもともと一人ひとりの人間の心の中から出てきたものであり、それによってあなたたち自身が傷つけられているのです。もちろんあなたたちは、そうした悪循環が好きなわけではなく、ただ日常的な習慣になっているのです。

この後、乱れたエネルギーに同調しないようにするには、具体的にどんな方策が必要か、ラムジーさんに訊ねても、答えが返ってこなかった。
どうやらその沈黙は、私たち人間の魂と彼らとが、もっと響き合わなければならない、という暗示のようなのだ。

●(AK)私の魂とあなたたちの魂をもっと響き合わせなければならないということですね。二つの魂が一つになるくらいに。

(無言)

●(AK)もうあなたが答える必要もなくなったということですか。

(無言)

●(S)より魂が響き合うために、AKにとって必要なことは何でしょうか。

(ラムジー)自分自身のほんのちょっとした微細な変化を楽しみなさい。
私が言ったと思う必要はない。私たちはいつもそばにいます。

●(S)AKの心臓の痛みの原因はいったい何なのでしょうか。

(ラムジー)もとをただせば、すべてエネルギーの乱れです。自分でも乱さないように、そして乱れたエネルギーに同調しないように。

●(S)では、調和のとれたエネルギーは、やはり心の平穏が大切なのでしょうか。

(ラムジー)エネルギーの調和が取れれば心に平穏が訪れます。重要なことは、そうしたエネルギーの流れを感じることです。感じていないふりをしてはいけません。あなたたちは、たとえ目に見えなくても感じているはずです。

●(S)では、エネルギーの調和を取るために必要なことは何なのでしょうか。

(ラムジー)まず感じること。

●(S)エネルギーを感じるということですか。エネルギーの流れを感じるということですか。

(ラムジー)たとえば、互いに愛し合う二人が向き合って見つめ合えば、そこに愛のエネルギーが循環します。それは、はたで見ていても感じられるはずです。憎み合っている二人が、憎しみのエネルギーをやり取りしていれば、それもわかるでしょう。つまり、よいエネルギー循環をもたらすためには、まず感じる、次に見つめる。これは、相手が振り向いて見つめ返すかどうかには関係ありません。こちらが見つめるのです。そして、愛の波動を送る。「感じる・見つめる・愛の波動を送る」これの繰り返しです。

●(S)あなたたちが、我々にしていることですね。

(ラムジー)Sさん、それはあなたが私たちにしていることでもあります。

●(S)そう言ってもらえて光栄です。

(ラムジー)AKさんとの間で、もっとそれをやってください。

※この日は、ひとつの季節が終わり、次の季節が始まった、という手応えを感じた。それはセッションに関してなのか、それとも私の意識に関してなのか。
「もう私を介する必要はない。あなたが自ら考え、自ら語ればいい」とラムジーさんは言っているようだった。




この夏、けっこう重症な帯状疱疹を患い、抗ウィルス薬、鎮痛剤、ステロイド薬など、かなり強い薬を一定期間服用していた。その影響なのか、その期間中、瞑想状態に入っても、低空飛行を続けるような塩梅で、彼らとうまく繋がれない日々が続いていた。瞑想そのものの質もいまいちだったように思う。

症状から恢復し、薬物の影響からも何とか脱したと思われる段になって、ようやくいつもの調子を取り戻しつつあるな、という手ごたえを感じたと思ったら、チャネリングという営みが、次の段階に移行しつつあるのが覗えるような成り行きがあった。

以前から彼らに言われていたことだが、彼らのメッセージと自分の思考とを、それほど明確に分ける必要はないということ。なぜなら、あらゆることは彼らと私たちとの「共同創造」だから。したがって無理してチャネリングする必要もないし、基本的には自分で判断して、自分で行動すればいいということ。

それはもしかしたら「チャネリングする側、される側」という分け隔てを、そろそろ乗り越える時期だ、という暗示なのかもしれない。その暗示を証し立てるように、すでに私の中に彼らが自然に一体化して存在しているのだというアピールが度々あった。

この日は、そんな状況での、二ヵ月ぶりのセッションとなった。二ヵ月前はサラさんとのセッションで、そのときもサラさんが私の中に入ってきて一体化するような状態だった。

今までは、瞑想をある一定時間続ける中で、ある瞬間に意識の次元が切り替わり、それを合図にして彼らが視界に入ってくる、という成り行きがあったが、その前提が変わりつつあるようだった。



●(AK)ラムジーさんが私の中にいて、「このままの状態でやってみろ」と言っています。質問をどうぞ。

●(S)ラムジーさん、ご無沙汰しています。AKの肉体の居心地はどうですか。

(ラムジー)とても良いですよ。



●(S)その状態で、お聞きしたいのですが、AKの肉体にあった食習慣や運動はどんな具合でしょうか。

(ラムジー)私は、AKの肉体というモビルスーツを着ているようなものなので、私自身は直接その影響を受けません。何を食べるか、何をするかは、AKの自由です。


●(S)AKは8月、帯状疱疹になり、強い薬を飲んでいる間、上手く意識の次元上昇ができない状態が続いていましたが、やはり薬の影響が大きいのでしょうか。

(ラムジー)それはあると思います。


●(S)薬の影響を受けている時、あなたたちからAKはどのように見えるのですか。

(ラムジー)魂をいれる器としての肉体や脳は、物理的な条件で当然制約を受けます。しかし魂は、物理的な条件の制約を直接受けるわけではありません。魂は、物理的な条件に影響を受けているあなたの肉体を、あなたの脳を、あるいはあなたの心を、見ています。


●(S)魂は私たちの肉体や脳を見ていて、何か反応したり、肉体や脳に対してコントロールをしたりするのでしょうか。

(ラムジー)もちろん、あなたたちの思考や決断に、魂は大きな影響を与えます。魂は「羅針盤」だと申し上げました。船は、羅針盤の指し示す方向に進んでいる限り、大海原で自分を見失うことはありません。羅針盤の働きは、海の上のその船の居場所を示すことです。つまり魂は、船と海の両方を見ているのです。

羅針盤は、海そのものではありませんが、海を写し取っています。それが、ソウルとスピリットの関係です。つまり、羅針盤がソウルであり、海がスピリットです。


●(S)海がスピリットということは、それは無意識の領域ですか。

(ラムジー)無意識も含まれます。


●(S)しかし私たちの肉体が健全ではない状態だと、魂の指し示す方向がわからなくなることもあるのではないでしょうか。

(ラムジー)もちろん、それはあるでしょう。羅針盤はそこにあり、進むべき方向を示していたとしても、目に入らなければ、ないのと同じです。羅針盤の読み取り方を知らなければ、道に迷っているのと同じです。魂の存在を、目も耳も皮膚感覚も、すべての感覚器官を使って、感じ取る必要があります。


●(S)この羅針盤の方向通りに進めずに、道に迷った場合、どんなことが起きるのでしょうか。

(ラムジー)その場合、海はあなたにとって恐ろしいものとなります。あなたには、凪でいる海を見ても、しけているように見えるかもしれません。


●(S)ということは、より精神に影響をおよぼすということになりますね。薬で肉体が汚染されている人は、硬直状態になり、八方ふさがりということですか。

(ラムジー)全てが薬のせいとは言えませんが、そういう場合もあり得ます。


●(S)薬で汚染された状態で、自分の魂の声も聴けなくなり、精神がおかしくなっていく、そうなったら、やっぱり肉体を健全にしていくことが重要になってきますね。どうしたら、そこから抜け出せるのでしょうか。

(ラムジー)その性能の良い装置がそこにあって、正しい情報を発信していたとしても、受信装置の調子が悪く、乱れた電波しか受け取れないとしたら、まずは受信装置の修理や調整をする必要があります。その場合の修理や調整は、受信装置の感度を鈍らせることが目的ではないことに注意してください。


●(S)おそらく感度が良すぎて、精神に不具合をきたしている人もいると思うのですが、そういう場合はどうすれば良いのでしょうか。

(ラムジー)感度良く受信していること自体が問題なのではありません。受信したものの読み取り方、解釈の仕方が問題なのです。そこが間違っている限り、その病は薬では治せません。


●(S)私もそう思います。感度が良すぎる人たちの大変さは、この部分があまり理解されていないのだと思います。向精神薬などを飲んでいる人は、簡単に意識の次元上昇はできないということですよね。

(ラムジー)ごく簡単に言ってしまえば、あなたたちの意識を引っ張り上げるのは、魂の力です。一方、ある種の薬物は、それをさまたげる方向へと働くようです。


●(S)一方、いわゆるドラッグなどは、引き上げていくのでしょうか。

(ラムジー)意識を引き上げるのは、あくまで魂の働きですが、ある種の阻害要因から解放されることを促す働きを持つドラッグもあるようです。ドラッグが直接意識を上昇させるわけではありません。


●(S)使い方によっては、あなたたちと繋がりやすかったりするかもしれませんね。

(ラムジー)それは、AKも経験していることだと思いますが、脳波や脳内ホルモンとチャネリングとの関係性ということでしょう。


●(S)ドラッグを使って、あなたたちと繋がることに関して、あなたたちはどう思いますか。

(ラムジー)はっきりしていることは、私たちは、その人の魂とコンタクトをとっているのであって、ドラッグそのもの、あるいはドラッグの影響下にあるその人とコンタクトをとっているのではない、ということです。
つまり、その人の魂が私たちと出会っているとしても、魂が経験していることを肉体が受け取れない、感じ取れない何らかの阻害要因があるなら、魂の経験はその人の経験として定着することはありません。したがって、ある種の薬物やドラッグ、アルコールもそうですが、そういったものを好んで用いる人は、自分の魂との繋がりが健全な状態とは言い難い面も出てくるでしょう。
薬物、ドラッグ、アルコール、食べ物、水、そして言葉や映像や音声、すべてインプットするものは、取り込み方次第ということです。


●(S)魂との繋がりの健全な状態、というものは、どんな感じでしょうか。

(ラムジー)ある意味私たちは、あなたたちのその部分をケアするために、あなたたちにコンタクトをとっています。


●(S)こういう交流が魂の繋がりのケアということですか。

(ラムジー)あなたたちが自分でそのことをできるなら、私たちの出番はありませんが、私たちに頼っているということで、引け目や負い目を感じる必要はありません。私たちがやっていることは、私たちとあなたたちの関係性でしかありません。最終的な決断は、あなたたちに委ねられています。


●(S)AKが起きているときも、ラムジーさんとコンタクトを取ることは可能でしょうか。

(ラムジー)その答えは、今日申し上げたことの中に含まれているでしょう。

危険なのは、依存心を恥じることではなく、大海原で船が進路を見失うことです。大海原で、船が進路を見失ったとき、あなたたちは夜空の星を見上げるはずです。あなたたちはそこに数え切れない友人を見出すでしょう。


●(S)ラムジーさん、ありがとうございます。AKさんから何かありますか。

●(AK)ラムジーさん、ありがとうございます。




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